気がつけば健康に生きたいし、逝きたい、と考えるようになっていました。
健康であれば、自分も家族も不幸を考えることはないし、余計な出費や時間の浪費もない。とてもハッピーです。
ただ、その健康が当たり前と思ってしまうと、そのありがたみが分からなくなる。
健康であることが幸せであること、何もない平穏な日々が幸せであることに感謝できるように意識しています。
最近、読んだ本に興味深いものがあったので紹介します。
「テロメア」
聞きなれない言葉です。
私は初めて聞きましたが、去年の5月にNHKのクローズアップ現代で特集されたそうなので、ご存知の方もいるかもしれません。
「テロメア」とは、染色体の先端部分であり、寿命をつかさどり、細胞分裂のたびに短くなるため、年とともに縮むそうです。ところが、生活習慣しだいでテロメアを保持したり、伸ばして細胞から若返ることが可能だそうです。
ただ、人が生きていく中で細胞は分裂し、入れ替わります。そのたびに少しずつ数が減り、テロメアは短くなっていくそうです。
生まれた時は、およそ1万5,000ほどあるそうですが、35歳でおよそ半分に減少。
6,000を下回ると染色体が不安定になり、さらに2,000になると細胞がこれ以上分裂できなくなる「細胞老化」と呼ばれる状態に陥ります。
テロメアが減ると新たな細胞ができなくなり、命の回数券とも呼ばれているそうです。
医学の知識がない私。
人の寿命はコントロールできないのかな、と考えていました。コントロールできないものだと。
でも生活習慣を変えることで、寿命が延び、若返るのであれば実践したい!
さて、どのように生活習慣を変えたらよいのでしょうか。
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運動
筋トレよりもジョギングなど、軽めの有酸素運動を40分くらい週3回程度
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食事
野菜や果物、全竜分穀物、豆類、マメ科植物、ナッツ類、種子類のほか、低脂肪で質の高いたんぱく質を接種
オメガ3脂肪酸が豊富なサバ、イワシ、サケやマグロなどの魚、アマニやアマニオイルを接種
砂糖の入っている食べ物や飲み物を避ける
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睡眠
7時間以上の良質な睡眠
寝室に液晶機器を持ち込まず、睡眠時の無呼吸やいびきなどの不眠の作用を最小限に心がけるようにする
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環境
友人やパートナーとの良好な関係を保つ
安心できる場所に住む
感謝の気持ちを相手(パートナー、友達、家族)へ示す
愛情を感じ、愛情を与え、愛するひとへスキンシップをはかる
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瞑想
例えば4秒間かけて息を吸い、4秒間かけてはき出すような瞑想を1日10分する
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考え方
悲観的にならず、ポジティブに。
どうでしょう?!
毎日の意識と行動で実践できそうな内容です。
それこそ生活習慣の変化で、細胞から若返り寿命が延びるのであれば、実践あるのみですね。
参考文献
エリザベス・ブラックバーン エリッサ・エペル(2017)「細胞から若返る!テロメア・エフェクト」NHK出版.